こんにちわ。JPHです。
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このページでは毎月、お客様専用ラウンジ「1861」より、旬なトピックスを仕入れ、新鮮な食の情報をお届けして参ります。今回は、第4回目となります。
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さて3月は、春の食材へと切り替わっていく時期ですね。
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素材でいうと、サクラエビ、ホワイトアスパラという、新鮮さが命のものに加えて、子牛や子羊といった肉類も、イタリアではパスクワ(=イースター、復活祭)に当たるこの時期の旬な食材になるそうです。
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子羊は生後3か月くらいのものを指し、卵(=生まれる。)と子羊(=神にささげる生贄。)が復活祭の大切な象徴としての意味合いを持つことになります。
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因みに、この2つの食材は、ナターレ(=クリスマス)の時にも良く食されるそうですよ。
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さて、今回の一皿目は、「サバのマリナーラソース添え」です。
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軽く皮の部分に焦げ目をつけるようソテーをした「サバ」を、じゃがいも、ナス、ズッキーニを軽く焼いたベースに載せ、マリナーラソースを和えて食する、濃厚な逸品です。
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マリナーラソースは、オレガノを聞かせたトマトソースです。トマトの持つ熟した甘さがキーとなり、香草とトマト、そして香ばしい青魚のしっかりした身が口の中でブレンドされ、正に辛口の白ワインとの相性がぴったりという、是非、取材という仕事を離れて頂きたいメニューですね。(笑、、、ようは飲みたいだけとも言う。)
2皿目は、オッソブーコ。
オッソとは「骨」、ブーコとは「穴」。つまり「穴の開いた骨付き肉」という料理です。
子牛のすね肉をナポリ産のトマトと白ワインだけで煮込んでいきます。
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その際に、ソフリットという香味素材 (玉ねぎ、にんじん、セロリを良く炒めたもの)を一緒に鍋に入れて、ことこと3時間程煮込みます。
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この料理、「すね」自体を輪切りにするので、骨の周りに肉があり、その部分だけを食するので、実際に食べる事の出来る箇所は、見た目程は多くありません。
その代り、じっくり煮込んだ結果として、その骨の中心がゼラチン状になるので、細いスプーンで、ほじくるように身を取り出し食べることが出来ます。
これは一言で言うと、濃厚で噛みごたえのある一品でした、、、、。
ズバリ、フルボディの赤ワインこそが、最良の伴侶でしょう。
当然、一滴も口にできませんでしたが、(泣) 想像で「水をワインに変えて」、のどに流し込みましたよ。(妄想、、嗚呼、、、。 )
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さて最後はデザート。
「リコッタムースとベリーのソース」です。
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カカオを練り込んだ、リコッタチーズに、「イチゴ」、「フランボワーズ」、そして「ブルーベリー」をワインで煮込んだ、ベリーソースを合わせています。
ベリーソースの酸っぱさが「若気さ」を、そして、リコッタムースがシンプルながら、濃くて、まろやかな食感を醸し出しており、大人な味ですね!
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ここは、やはりエスプレッソが合いますよね、、、、。
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まだ寒い日が続きますが、そういえば、だんだんと夜明けの時間が早くなり、日没も遅くなっています。
そう、春はもうすぐそこまで来ているのです!
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そういえば、桜の開花予想ですが、3月20日前後で東京が一番早いという予報が出てますね。
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寒暖の差が激しく、花粉も絶好調(?)に飛んでいますので、皆様、お体どうぞご自愛くださいませ。
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ではでは。
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