こんにちわ。JPHです。
ウラカンは、クーペ&スパイダーともに、「全輪駆動」と「後輪駆動」版がラインナップされ、一通りのモデルレンジが完成しています。
そこに更なる、よりレーシーなモデルが追加される噂がありますが、そのプロトの試乗記事が掲載されました。
その名は、「ウラカン・ペルフォルマンテ」!。
以下、その記事からトピックスを紹介します。プロトタイプの試乗記につき、未確認の内容も含まれますが、あしからず、、、、。
◆まず大前提として、このモデルは、パワーアップ、新しいタイヤ、リワークされたサスペンション、または改良されたABSシステム等だけではありません。
◆このモデルのハイライトは、ALAです。 それは 「Aerodynamica Lamborghini Attiva」 と呼ばれ、能動的に空力を制御する全く新しいアプローチです。
◆とは言え、パワーアップもなされているようで、610馬力から、640馬力ほどに増強されているようです。(未確定)
◆更に車両重量は約90ポンド(≒41㎏)軽くなります。その内、新しいエグゾーストシステムのみで、約25ポンド(≒11㎏)を占めるそうです。残りは、ランボルギーニ独自の、「フォージドカーボン」と名付けられた鍛造炭素繊維複合材、鍛造炭素(FC)の使用の度合いを上げた事によるものです。 「ペルフォルマンテ」 の FCの中で最大のものはリアウィングで、これが「ALAマジック」の要素の大部分を担います。
◆0~60mph (0~96㎞/h) の加速値は、2.8秒。(!)
◆「ペルフォルマンテ」のモデル名が決まるまでには紆余曲折があったようです。軽量化モデルという事で、従来の慣習に倣い、「スーパーレジェーラ」という案も有力でしたが、単なる軽量化ではなく、パフォーマンス全体のアップが開発の主な焦点だった故、それを表現した、「ペルフォルマンテ」 (=英 Performance) に決まったそうです。
◆ランボ初の磁性流体ダンパーは、ウラカンで採用されましたが、大幅な改良がなされ、更なるダイナミックな制御にモディファイされています。
◆より速く作用をする「アクティブエアロ」に対処するために、前述のショックが再調整されており、結果としてはるかに堅くなっています。 バネおよびアンチロールバーは、垂直剛性が10%、ロール剛性が15%向上。 すべてのブッシュは、よりダイレクトな反応を得るため、約50パーセント硬くなっています。
◆アクティブ・ステアリングも改良されましたが、ほとんどの変更はCorsa(トラック)モードです。 タイヤは新しく開発された専用設計の「Pirelli P Zero Corsas」が採用されています。 これにより、全輪駆動システムが再プログラムされ、ABSの制御や、ブレーキペダルの感触も改善されています。 最後に、ESCシステムも改良されました。 「ペルフォルマンテ」は通常の「ウラカン」よりも安定しているため、ESCの介入が少なくなります。 スポーツモードに切り替えると、基本的にドリフトモードになります。
◆ALAは、フラップを開閉するために高速動作の電子制御モータを採用しており、フロントノーズの小さなフラップを稼働させる事により、ダウンフォースとドラッグを減らすことができます。 エンジンカバーの真下には、小さな二重のエアインテークがあり、 一方の口がそれぞれ冷たい空気を熱い排気に送り、他方のものが空気を垂直に導きスポイラー内に流します。 ボディのアンダーパネル内のフラップは、 フロントフラップのように、デュアルフラップを開いてドラッグを減らし、ダウンフォースを増やすことができます。 あるいは、個別に開くことも可能です。 「ペルフォルマンテ」がどの方向に旋回しているかに応じて、どちらのフラップも0.2秒で閉じることができ、エアロベクトルを作成できます。 たとえば、右折すると、右のフラップが閉じ、左のフラップが開きます。 右のフラップを閉じた状態では、右の後輪にダウンフォースが働き、左のホイールは緩くなり、円弧で自由に回転します。 反対方向に車を回すと、逆のことが言えます。 ALAは、43〜193マイル(70~310km/h)の間で作動するとの事です。
最後に、開発時における、ニュルブルクリンクのアタックタイムが、 どのくらい速いのかについてお話します。
ランボルギーニ自身の「アヴェンタドール・スーパーベローチェ」は、6分59.73秒を記録しています。
今までより速い唯一の「生産車」は、ポルシェ918スパイダーで、それは、6分57秒フラットです。
さてこの「ペルフォルマンテ」は?
筆者が何度尋ねても、正確なコメントを得られませんでしたが、 「six-fifty-two-something-something」 (6分52秒何某?)という事を言っていたそうです。
本当のところはどうあれ、少なくとも、それはポルシェの記録を塗り替えるものなのでしょう。
3月のジュネーブモーターショーでの正式発表が待ち遠しいですね!
ではでは。
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