メニュー
Cornes Official Blog

Cornesスタッフからのニュース

May 26, 2018

ベントレーのビスポーク部門

コーンズブログをご覧の皆様

いつもブログをご覧頂き誠に有難うございます。
ベントレー東京の柳澤でございます。
.
.
.
既にベントレーを所有されている方ですと、1度は耳にしたことがあるかもしれませんが、
今回はベントレーのビスポーク部門である”Mulliner(マリナー)“についてお話させて頂きます。
以前にもブログ内で少し触れておりますが、今回はその歴史をお伝えいたします。
.
.

〇マリナーとは
イギリスを代表する名門コーチビルダー(ボディ製造工房)です。
16世紀・・・馬具製造工房として創業。
18世紀・・・ノーザンプトンに本拠を構えた“フランシス・マリナー”が、
郵政当局から正式な馬車製造を認可されました。その後フランシス親族たちは、
イングランド各地で馬車を製造するコーチビルダーとして活動しました。

20世紀に入り“ヘンリー・ジャーヴィス・マリナー”が、ロンドン近郊の
チズウィックに設立した工房「H.J.マリナー」社は、イギリスを代表する
高級車ブランドを中心に多くのボディ製作を委ねられました。
.
.

そんな「マリナー」がベントレーと関わるきっかけとなったのは、
1923年に行われたロンドン・モーターショーです。
このモーターショーで手がけた「3リッター・スピードモデル」を皮切りに、
「マリナー」はベントレーの名作を数多く手がけました。

2d18671b-s
3リッター・スピードモデル
.
.
.
このように長い歴史を持つマリナーですが、その素晴らしい実力が真に世界で認められるようになったのは、第二次世界大戦後の1950年代に入ってからになります。
他を凌駕するアルミニウムによるボディ架装技術などが、ロールス・ロイス/ベントレー社の首脳陣の目に留まり、同社の特別仕様車の製作を委託されるようになっていきました。
.
.
そして、1952年にデビューした【Rタイプ・コンチネンタル】生産モデルのボディ大部分をマリナーが手掛け、この歴史的成功によってベントレーとの絆を確たるものとしました。

file
.
.
.
少し硬い内容になってしまいましたが、マリナーとはベントレーにとって必要不可欠な存在であり、
マリナーが手掛けるベントレーはそれだけ特別なものです。
.
.
.

現在は、英国クルーにあるベントレー本社ファクトリーの一角を占めており、
約60人もの専属スタッフが従事しております。専属スタッフが手掛ける作業には、比較的容易なレザーシートへの刺繍などから、大掛かりな特装ボディの架装(コーチビルディング)まで行っております。
例えば、2002年に英国王室に納入された御料車、ベントレー「ステートリムジン」などもその一つです。

bentley_State_Limousine_sps
.
.
また、定期的に特別仕様車の製作もしており、その度に多くの反響をいただいております。
最近では、以前のブログでもご紹介いたしました「フライングスパー・ストラトゥス・エディションByマリナー」がございます。
.
ストラトゥスに関しましてはこちらをご覧下さい。

外装黒-600x400

【ベントレー Flying Spur V8S “Stratus”】世界限定 20台 その魅力とは?


.
.

ブログでは、Glacier White(白)もご紹介させて頂きましたが、
現在Glacier Whiteに関しましてはすべて売約済みとなっております。
Onyx(黒)は現在ショールームに展示しておりますので、
ぜひ一度間近でマリナー及びベントレーの素晴らしさに触れて頂ければと思います。
.

皆様のご来場、心よりお待ちしております。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

ベントレー東京
〒107-0062 東京都港区南青山2-5-17
TEL.03-5413-2145
FAX.03-5413-2288
営業時間:月曜~金曜/10:00~19:00
土曜・日曜・祝日/10:00~18:00
定休日:年中無休(年末年始は除く)

May 26, 2018