Lamborghini Aoyamaのブログをご覧の皆様 Buongiorno !!
ご無沙汰しておりました、久々の登場のNKで御座います。
大気も入れ替わり大分涼しくなって参りましたが、今回はとてもHotな話題に触れたいと思います。
まずは、こちら
左から今回のお話の主役Bob Wallace、他の御三方は、皆様ご存じですよね!
Bobは、ニュージーランドよりイタリアへ渡り、レーシングメカニックとして、
Maseratiでキャリアを積んだ後、メカニック兼、テストドライバーとしてLamborghiniに入社した
異色の人物です。
そもそもJとは、BobがMiuraをさらに進化、発展させる為に非公式なプロジェクトとして
スタートしました。通常の業務が終了してから、あくまで個人的な立場でという条件付きで
Sig. Ferruccioよりプロジェクトが承認されたのです。
当初Bob,sCarと言われていましたが、この車輛は、1969年から1970年にかけての約11か月をかけて
制作されました。
制作においては、Sig DallaraやSig Stanzani も協力を惜しまなかったと言います。
その先には、頑なにレース参戦を否定した、Sig.Ferruccioへのメッセージも含まれていたのではと
感じます。
Jは、Miuraをベースにしたスペシャルモデルと解釈される事が多いですが、ボディシルエットまた、
V型12気筒を横置きミッドシップという基本コンセプトこそ一緒ですが、全くの別物といえます。
ボディパネルも共通するものは、ルーフパネルのみです。
搭載されるエンジンは、V型12気筒DOHCで、排気量は、3929ccここまでは、Miuraと共通ですが、
スペシャルカムピストンは、Jの為に新設計されました。
Lamborghiniがオフィシャルに発表したデータでは、440PS/8500rpmを叩きだしました。
それをわずか900kg程の車重とあいまって相当なポテンシャルを持っていたことでしょう。
非常に残念な事ですが、オリジナルのJは、Auto Stradaでの不幸な事故により焼失しています。
下の写真は、Clone Jotaと言われる車輛で、150万ポンドの巨費を投じ、11年の歳月をかけ
英国にて制作された車輛です。
エンジン及びドライブトレーンは、アリゾナ州フェニックスにあるBobの工房にて、
Bob自身が組み上げたそうです。オリジナルに忠実に制作され、往時の姿を偲ばせてくれます。
もう一つのJの物語、如何でしたでしょうか?
では続きは、Pajina 2にて
Ciao! Ciao!