こんにちは。JPHです。
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先日、富士スピードウェイにて、サーキット走行会を行いましたが、その中のアトラクションとして「ランボルギーニ・トラクター」を展示させて頂きました。
弊社の農業機械部門である、「CORNES AG」が、ランボルギーニの販売代理店なのですが、その縁でサーキットでのお披露目と相成ったわけです。
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ここで少し、ランボルギーニ社のおいたちを説明させて頂きます。
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戦後、フェルッチオ・ランボルギーニは、アメリカ人から購入した余剰の軍事車両を使って、トラクターの製造に着手。1948年にその産声を上げました。そして、確かな技術開発力によって、わずか数年でランボルギーニブランドは、世界中から称賛される業界のリーダーになりました。
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その成功で財を成したフェルッチオは、1963年に「Automobili Ferruccio Lamborghini」を設立。同年に最初のモデルとなる「350GTV」を発表。
続いて後継モデルとなる「400GT」、そして1966年には、あの「Miura」が誕生することになるのです。
他方、フェルッチオはエアコン製造でも成功を収めていましたが、「助手席に座るレディのメイクアップが(汗で)落ちないような快適な車を作りたい」という思いもあったそうで、まだエアコンの装備率が決して高くないこの時代に、彼の造る車には最初からエアコンの装着を前提に設計されていました。エンジニアとしても傑出していた、フェルッチオならではの発想と言えるでしょう。
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さて2016年の今年は、そのフェルッチオの生誕100周年にあたります。
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そこで全く異なる、2つのランボルギーニのプロダクトを一堂に介し、その多様性と非凡性をご覧頂く - 今回のトラクター展示にはそういう意味がありました。
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今回持ち込んだモデルは、「MACH VRT T4i 」という、フラッグシップモデルです。
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価格は、Huracan 610‐4を少し超えるくらいと聞きました。(正にスーパースポーツ級!)
二人乗りで、キャビンはすべて強化ガラス。
テスラのようなタッチスクリーンのタブレット状のモニターが並びます。
エアコン、オーディオも勿論、標準装備! (更にTVも見えるようにすると言ってたな、、、。)
右横は、RRのWRAITHですが、人との対比という構図でも、この巨大さが際立ちます。
主に不整地用に設計された、コンパウンドが柔らかいタイヤですが、どこまで「整地路」の距離が伸びるかで、寿命が変わってくるそうです。
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例えば、ガレージから畑までが遠く、自走する距離が長かったりする場合は、消耗が早くなるそうです。
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F1の予選用・スーパーコンパウンド並みの材質か、、、。(笑)
トランスミッションはセミ・オートマチックとの事。
ギア比が変更できるようで、整地用のハイギアードのモードで、最高速度は30km/h 超のようです。
後部には、各種アタッチメントの固定用の器具が数多く並んでいて、異様な迫力がありました!何やら、かっちょいい。。。。。
突端の「KG1000」と書かれているのは、文字通り、「1,000㎏」の重り。このトラクターヘッドだけの状態では、フロントが軽すぎるために、リアとのバランスを取るために装着されているらしい。
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つまり、重り無しで急発進すると、ウイリーするって事ですかね?(おぉ、、、。)
実は、この日はハンドリングコースのコースづくりで、本番の前日なのですが、ここに写っている方々は、翌日のサーキット走行会用のプロのインストラクター。
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普段、レーシングカー等、ハイパワー、ハイスピードに乗り慣れていらっしゃると思いますが、時速30km /h で大いに盛り上がっていましたよ! (笑)
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最後に、このトラクターを見て最初に思い浮かんだ、個人的なイメージの動画を貼っておきます、、、、、。
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次回は、サーキットのシーンをレポートします!!
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ではでは。