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Cornes Official Blog

Cornesスタッフからのニュース

Oct 23, 2017

~Esperianza Ferrari – 812 Superfast @ Fiorano Tour~

皆様お久しぶりでございます!

芝ショールームのAY(もみじ)です。

 

 

10月に入って雨が続き、肌寒い季節となって参りました。

もう少しで紅葉も楽しめそうですね!

 

秋ドライブ

 

私も今年はドライブをしながら紅葉を見て、短い秋を満喫したい思っております。

 

 

ちなみにドライブが趣味な人にとって、ドライブはただ楽しいだけでなく

幸福感や高揚感が得られるのでリラックス効果が期待できるそうです。

 

都市を離れれば、普段は見られない緑や自然の風景を目にすることでストレスの軽減にもつながるそうですよ。

 

 

 

 

さて、前回のブログ更新からかなり時間が開いてしまいました…

その間に Ferrari 812 Superfast @ Fiorano Tour に同行させて頂きました!

 

 

 

このツアーは3年ぶりの開催となり、イタリアにて7泊9日のスケジュールでした。

 

そのうちの2日間でフェラーリの本社見学、フェラーリ博物館、フェラーリストアを回り、

なんと新モデルの812 Superfast を聖地 フィオラノ・サーキット とマラネロ周辺の公道でドライブする、という大変貴重な内容でした!

 

 

 

羽田空港を出発し、ミュンヘン空港を経由してイタリアのボローニャ空港へ。

モデナのホテルにてプログラムが始まりました!

 

ホテルには専用のレセプションが設置されており、フェラーリのスタッフが待機しています。

 

Esperianza Ferrari

 

reception

 

受付を済ませ、昼食後にフェラーリ専用バスでマラネロのフェラーリ本社へ…

 

Ferrari Maranello

 

残念ながら本社内は撮影禁止で携帯やタブレット端末などのカメラにシールを貼られてしまい、写真は撮影できませんでした。

フェラーリの秘密が詰まった建物ですから当たり前と言われれば納得なのですが…

何度も写真を撮りたくなるような場面に遭遇しましたよ!

 

 

本社内は建物と建物の間に道路があり、交差点や通りにはかつて活躍したF1ドライバーの名前が付けられています。

ここは作業車の他にも完成した車両がテスト走行をしていて、

見かけたのはGTC4Lusso、GTC4LussoT、そして La Ferrari Aperta !

写真に収められなかったのが本当に残念です…。

 

 

 

バスで奥の方まで進んでいくと、美しいデザインの大きな建物が見えてきました。

ここはエンジンパーツの最終組み立てエリアで、エンジンパーツの仕上げや品質チェックが行われています。

 

この建物は1990年代にフェラーリが始めた Formula Uomo プログラムで著名な建築家によってリノベーションされたもので、

建物内は湿度や温度などがコントロールされ、建物の中心部分には植物が植えられている小さな庭のようなスペースがあります。

 

このような労働環境の管理は実際に働くスタッフのために整えられており、

近年「ヨーロッパで最も働きやすい職場」に選出された実績も持っています。

 

factory1

 

 

実は私は入社前にもフェラーリの本社見学の機会を頂いており、今回は2回目の本社見学でした。

1度目と2度目で工場内の景色や紹介される内容で少し違うところもあったのですが、2回とも必ず説明のあった、フェラーリにとって重要な内容だと思われるお話をご紹介致します。

 

 

まずこのエリアではクランクシャフトの製造工程について紹介がありました。

エンジンの要であるクランクシャフトはすでにおおよその形が出来上がったものをこの作業場所で精密に削っていき、最後には圧力をかけて品質チェックを行います。

しかし1本のクランクシャフトの仕上げ作業にかかる時間はなんと16日間!

作業前と後では重さが約半分になるそうです。

 

またフェラーリは世界で唯一自社の鋳物工場でシリンダーヘッドとシリンダーブロックを製造しており、これはフェラーリ創業の1947年から続いています。

 

 

 

もう一つご紹介させて頂きたいのは、バルブステムガイドの装着に使われているロボットです。

工場内でガラス張りになっているスペースの中で4台のロボットが休むことなく動いていました。

 

ここで行われているのはシリンダーヘッドにバルブステムガイドをはめ込む作業なのですが、

ロボットがバルブステムガイドをアームで挟み、液体窒素の中にアームごと差し込みます。

-196度で一気に冷やし、バルブステムガイドが収縮して40~60ミクロン小さくなったところで取り出してシリンダーヘッドに装着。

バルブステムガイドは常温で膨張してしっかりと固定され、抜けなくなります。

 

フェラーリのエンジンの組み立てでは多くの工程を手作業で行われていますが、これは人間にはできない作業ですよね。

 

 

ここまでしっかりと時間をかけて説明して頂き、フェラーリのこだわりや情熱を改めて感じました。

 

 

 

 

次はエンジンアセンブリーラインの見学ですが、かなり長くなってしまいますので

また次回お伝えさせて頂きます。

 

 

AY(もみじ)

 

 

 

コーンズ・モータース株式会社

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Oct 23, 2017