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Cornesスタッフからのニュース

Oct 27, 2017

~Esperianza Ferrari – 812 Superfast @ Fiorano Tour~エンジンアセンブリーライン

皆様こんにちは!

芝ショールームのAY(もみじ)でございます。

 

前回に引き続きまして

Esperianza Ferrari – 812 Superfast @ Fiorano Tour の様子をお伝え致します。

 

前回は、

モデナのホテルからツアーが始まり、フェラーリ本社内へ潜入!

エンジンパーツの最終組み立てエリアを見学したところまでご紹介しました。

 

早速ですが、今回はエンジン・アセンブリーラインの見学の様子からお伝え致します。

 

 

 

 

エンジン・アセンブリーラインは大きく3つのエリアに分けられ、

各エリアでフェラーリのV型8気筒エンジン、V型12気筒エンジン、そしてマセラティのV型6気筒エンジンを生産しています。

 

まずV8エンジンはシリンダーヘッドより下部分を組み立て、その後台に乗せてシリンダーヘッドより上の組み立てを行います。

こちらは機械で自動的に行う作業と、テクニシャンが手作業で組み立てる工程とが混ざっており、一日に約25ユニットのエンジンが完成します。

 

V8engine

 

こちらは現在フェラーリで生産されているV8エンジンの写真です。

何時見ても真っ赤な塗装が目を引き、一瞬でフェラーリのエンジンだということが分かりますね。

ツインターボの採用でダウンサイジングが実現されましたが、その存在感は揺るぎません。

 

 

一方でV12エンジンの生産は

全作業が手作業、組み立てから完成まで1人のテクニシャンが1つのエンジンを担当する、などかなり厳しく規定が設けられているそうです。

 

V12engine

 

テクニシャンの身分証についているバーコードで誰がどのエンジンを作ったか分かるように記録されており、担当したテクニシャンは責任を持ってエンジンを仕上げています。

 

相当なプレッシャーなのではないかと思いますが…

販売するディーラーの身としては、安心してお勧めできるストーリーを聞くことができました。

 

 

1日に完成するエンジンの数はV8エンジンの3分の1にも満たない7~8ユニットです。

 

 

このように精密に作られ、いくつもの品質チェックを経たエンジンは完成後にホットテストへ移ります。

しかしここで行われるテストは、テストと言っていいものなのか迷ってしまうほどハードなテストです。

 

V12engine_tested

 

こちらのテスト後のエンジンの写真では

最大回転数手前まで回して熱を持ち、真っ赤になっている様子が良く分かりますね。

 

 

こちらはYouTubeにアップロードされている動画で、皆様もご覧になったことがあるかもしれません。

英語で説明されていますが、映像を見るだけでもここまでにご紹介した

シリンダーヘッドの製造の様子、クランクシャフトの研磨の様子、バルブステムガイドの装着の様子などがとてもよくわかります。

(この動画は612Scaglietti当時の、現在制作されているV12の前の世代のエンジンです。)

 

 

 

 

ホットテストをクリアしたエンジンはボディへの取り付け・組み立てに移り、車両組み立てレーンの折り返しでパワートレインの装着が開始されます。

 

 

 

少しでもフェラーリ本社の空気感やエンジン組み立てへのこだわり、情熱が伝われば幸いです。

 

次回は車両組み立てレーンについてお伝えしたいと思います!

 

 

 

AY(もみじ)

 

 

 

コーンズ・モータース株式会社

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Oct 27, 2017