こんにちわ。管理人一合です。
皆様、夏休みはいかがお過ごしでしょうか?
弊社も多くの拠点で、昨日から夏休み休暇を頂いておりますが、台風が行き過ぎた割には、天気もぱっとせず、明日からの週末編に期待をしたいところですね。
ワンワン、さて登山部の富士山登頂計画、その弐です。実行編となります。
実行日は、7月の3連休だったのですが、山開き後の連休という事で、道も、駐車場も、はたまた登山そのものも、大渋滞というのを覚悟していましたが、生憎の天気だったためか、結構人は少なったです。
駐車場から見上げる富士山は、山頂以外は晴れている感じだったのですが、、、、。
現地の方曰く、日帰り組が少なかったり、当日にキャンセルをした方が思いのほか多いのが、理由ではないかとのこと。因みに我々は、富士宮ルートという事で、5合目に自家用車を捨てて、登り口まで公共機関にて移動しての入山です。
今回の登山ですが、一部を除き、平均年齢が高いため、体力的に漫然たる自信があるわけではないので、(笑)プロのガイドさんにご助力を頂きました。
Wanderer CORNESは、(WanCO)は、キャラはかわいいんですが、案外年食ってるんですよ、、、、。わんわん!
さて、そのガイドさん名は、ヒロ鈴木さん。
我がブログ担当の、管理人二号の同級生で、本物のアルピニスト! (彼のHPはこちら!すごい人なのです。)
我々は、暑さ、寒さ、晴れ、雨、はたまた、万が一の酸素ボンベ、そしてそれを収納するための35L以上のリュックと、正に「アルピニスト」的な装備でしたが、彼は何と、七分丈の短パンと軽めのジャンパー。靴もそれほどハードなものではなく、我々との見た目の差が妙に笑えましたね。
そっか、富士山はもっとも登山道が整備されているとも言われているしなー、、、。
さて、スタートです。
最初から雨だったので、予想外に最初の出番になったのが、レインウェアでした。
おまけに寒い、、、、、
ラザフォード・オールコック登山記念碑を見て、(最初に富士山登頂に成功した、外国人。)
どんどん登って行きます。
標高が高くなるにつれ、良く言われるのが高山病です。
要は酸素不足が原因なのですが、この辺りも、鈴木さんのペース配分が功を無し、終始ギリギリのところで、踏ん張ることが出来ました。
ただ、後から聞いてみると、大なり小なり、メンバーは頭痛とか、初期症状があったらしく、僕も何度もそうなりましたね。
その度に、深呼吸をして、意識して酸素を吸うようにすると、あら不思議、頭痛も収まり体も落ち着きます。
これを見越しての酸素ボンベでしたが、これは出番なし。
でも休憩場所の至る所で、酸素ボンベを多用しているグループは、結構多かったですね。
一瞬、晴れるのですが、終始霧の中を歩くイメージだったので、景色を楽しむには、イマイチという感じでした、、、、。
我々は、九合目の山小屋で一泊という行程の為、ここで今日の活動は終了。
「万年雪山荘」という名のごとく、棚氷が常に周りにあり、ここでの気温は、天候も悪く、おまけに夕方という事もあり、5℃以下。
13:30に登り始めて、山荘到着は18:30。
長くしんどい道のりも、すべては快適に登頂するため!
ほぼ登りっぱなしだったため、相当お腹も空いてきました、、、、、、。
いやー、それにしても、夕食のカレーの巧いこと!
男性陣は、これで足りるはずが無く、缶ビールとうどんで、満たされない胃の隙間を埋めました。
高いところでは、おなかが空くと言いますが、あれだけの運動量だと、そりゃ食べますわな。(笑)
宿泊は、完全なる雑魚寝です。
寝る場所ですが、、無数に敷かれた布団に、人間がどんどんあてがわれていくスタイルなので、人によっては、赤の他人と密着して寝ることになります。
入山時には、人が少ないと思ってましたが、少なくともこの山荘は、満員御礼。
チェックイン、食事、トイレ等、常に思いっきりごった返していましたね!
20:00終身で、02:00起床。前泊といっても、慌ただしい滞在です。
我々は、02:30に出発、10合目を目指します。
頭のヘッドライトは、この為ですが、いろんなタイプがあるんですよ!
暗闇のわずかな時間だけしか使わないのですが、スペックだけを気にするのが素人の醍醐味。(笑)
僕のは、水深1mまで潜れる、なんちゃらヘビーデューティー仕様。
そこまでの防水がいるか、普通?(笑)
ここからの参道は、確かに混んでましたね。
2列で進むのですが、動かなくなる時間の方が長く感じました。
混雑時には、これが4列になって、微動だにしなくなるそうです、、、。
で、更に進みます。だんだん、周りも白んできました。そして、、、、
おぉ、、、これが富士山本宮浅間大社に入る、最初の鳥居ですな。
おぉ、、、、。
で、ついにやりました!
一人の脱落者も出すことなく、登山部7名(+ガイドさん2名)、総勢9名全員で登頂成功です!バンザイ!
でも、あれれ?霧がどんどん濃くなっていく、、、、。
おまけに寒い、、、、。
この時点で、ほぼ0℃です、、、。(寒)
あ、ご来光、、、、。
うーん、周りは白んでいるのですが、明確に太陽が昇ってくるのは、正直わからなかったです、、、、。(泣)
霧の合間に、登っているのが確認できたのが現実でした、、、。
でも、足かけ4か月の計画、まずはここで半分達成です!
やったー、みんな良くやった!!(パチパチ)
残り半分は、無事に下山できるかです、、、、。
旧富士山気象台を見た時点では、まだ霧半分という感じでしたが、、、
晴れ始めると、一気に霧がいなくなるもので、あらら、この通り晴天!
いわゆる、お鉢(富士山火口の回り)はこんな感じです。
鈴木さんに聞いたのですが、冬の積雪時には、この火口の底に向かって、スキーをする人たちがいるそうです!
滑り終えたら、徒歩で火口上まで登ってくるらしいのですが、結構急なので、素人には無理そうです。
このスキーですが、警備的に御咎めなしとするそうなのですが、雪解けで、火口底の御神体(大きな岩の一つがそれで、くりぬいた岩石の中に、本当に御神体を収めているらしい。)の岩が見えた状態で、スキーをすると、警備にボコボコにされるらしいです、、、、。(怖)
こんな場所で、スキーすること自体、ちょっと理解できませんが、、、、、。(笑)
晴れればこんなに絶景!
さて、ここからは一気に下山です。
だんだん、空気が濃くなってくるのが分かりますし、天気も良いので、ピッチが上がります。
降りるルートは、登りとは違ったルートを案内して頂き、御殿場ルートと富士宮ルートをくっ付けたものとなりました。
俗に「プリンスルート」と呼ばれるもので、皇太子様がお通りになったルートがそうだったため、こういう洒落たルート名が誕生したそうです。
この大砂走り、火山岩の細かい砂の上を歩く、、、というより、滑りながら下りるもので、慣れてくると、空港の動く歩道のような感じで、ズリズリ文字通り、滑って降りる感じです。
確かにコツをつかむと面白いのですが、何せ距離が長いので、個人的にはしんどかったです、、、。(泣)このルートは、常に僕がびりっけつでした。
ここでは、「その壱」で触れた、ゲーターが大活躍!
変な道具と思っていましたが、これが無いと、いちいち靴に砂が入るので、とても連続しては歩けないですね!
降りはじめから、完全下山まで、約6時間弱。
登りは述べ、一日以上だったので、さすがに早かったです。
これは下山直後のワンショットです。
実は部内で、上層部からは、「全員登頂は無理。誰かがへばる。」とさんざん言われましたが、(笑)一人の脱落者もなく、全員登頂、全員下山となりました。
メンバーの皆様、本当にお疲れ様でした。
また、素晴らしい体験ができた段、鈴木さんにも心から御礼申し上げます。
人生一度は、、、とか、話のネタに、、、、とか、きっかけはいろいろあるかと思いますが、是非ご興味ある方は、チャレンジしてみてください。
天気や気温は、確かに運不運がありますが、それを吹き飛ばす思い出を、富士山は与えてくれるものだと感じました。
WanCO、まだまだ行くぜ。
次回は、八ヶ岳に決まりました。
さて、そろそろイメージトレーニング、始めよっと。
フフフ、、、、。