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Cornesスタッフからのニュース

Dec 1, 2017

~Esperianza Ferrari – 812 Superfast @ Fiorano Tour~車両組み立てライン

 

皆様こんにちは!

芝ショールームのAY(もみじ)です。

 

 

今回は先日の投稿に引き続き、

~Esperianza Ferrari – 812 Superfast @ Fiorano Tour~

でのファクトリーツアーの様子をお伝え致します。

 

 

これまでに

エンジンパーツの最終組み立てエリアエンジン・アセンブリーラインについてご紹介させて頂きましたが、

今回はエンジンの車両組み立てラインの様子をお伝え致します!

 

 

車両組み立てラインでは、完成した全てのパーツを組み合わせて車両が完成するまでの作業が行われています。

ラインはフロアごとに2つに分かれており、1階はV8型エンジン、2階はV12型エンジンのラインです。

 

私たちが見学したのは2FのV12型エンジンのラインで、GTC4Lusso、F12tdf、812 Superfast、

さらに例外としてV8型ターボエンジンのGTC4Lusso Tも生産されているということでした。

 

 

 

フロアに入ると、向かって右側から組み立てがスタートしています。

広い空間にコの字型でレーンが作られており、一つの作業工程にその作業を専門的に行う職人が1人または2人ほど配置されておりました。

彼らは自分の作業場を離れず、レーン上を車と1台の台車だけが移動していきます。

 

この台車ですが、車両1台に対して必ず1つ用意されていて

パーツ、仕様書、オプション詳細や、最終的にどこの国へ運ばれていくのか、などの情報が管理されているそうです。

この情報を元に職人がインテリアパーツの革張りやステッチがオーダー通り施されているか確認しながら作業を進めることが出来るのですね。

 

 

組み立て工程は全部で35工程あり、各作業を行うレーンには数字が振られていました。

1から若い数字ではボディに対して配線を施し、アンダーボディの組み立てが集中的に行われ始める10番目からボディをアームで挟んで移動させるそうです。

 

factory ferrari

 

コの字型の折り返し地点でパワートレインの取り付けに取り掛かります。

こちらの写真は少し昔のものになりますが、アームで運ばれているボディの様子や、工場内の雰囲気が少しでも伝わればと思います。

 

 

作業には制限時間が設けられており、なんと各工程に40分しか与えられていません!

各作業スペースから残り時間が見えるよう長いレーン上にいくつか電光掲示板が設置されており、残り作業時間がカウントダウンされています。

 

このカウントダウンに関しては前回訪れた際にとても驚いたのを覚えていますが、

今回も改めて目の当たりにし、自分が想像していたよりもかなりしっかりと労働状況が管理されていることを感じました。

時間が切れると音が鳴って赤いプラットホームが動き、車両が1つ先の番号へ動いていきます。

 

 

 

写真の通り建物内はガラス面が多く、自然光が取り入れられ開放的な空間なのですが

職人達の表情は真剣そのもので程よい緊張感が漂っていました。

 

1日に完成する車両は7~8台で、ボディが組み立てレーンに入ってから完成した車両として出てくるまで約2日間かかるそうです。

 

 

ちなみに LaFerrari は製造ラインが完全に独立していて、ここまでご紹介したエリアとは全く別のところで製造されているそうです。

どこで製造されているかは教えてもらえませんでしたが…

次回ファクトリーを訪れる機会があればなんとかして教えてもらえるようお願いしたいと思います!(笑)

 

 

 

 

続いて内装パーツの仕上げをしているスペースを見学致しました。

 

ここでは主に内装に使われるパーツの

素材の裁断、革張り、ステッチ、その他小さなパーツの取り付けなどが行われます。

 

そのうち75%が職人の手作業で行われているというので驚きです!

刺繍などの細かい作業が多いからか、この作業エリアは女性の職人が多く見られました。

 

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内装に使用されるレザーはレーザーカッターで少し余裕を持って裁断され、革に施されるステッチは全て職人の手で縫われ、各パーツに革を内張りするときは職人がヒートガンを使い、慎重に進めていきます。

パーツのカーブしている部分ではドライヤーなどを使ってレザーを温め、レザーを伸ばしながら丁寧に接着している様子は思わずまじまじと見つめてしまいました。

 

この時作業が進められていたのは、主に

ダッシュボード、センタートンネル、ドアパネルのハンドル部分やフロントウィンドウの内側などでした。

 

また、テーラーメイドやワンオフモデルをオーダーした際には作業スペースの脇に置いてあるテーブルで実際に使用されるレザーや糸、その他様々な素材のサンプルを使って打ち合せをすることもあるそうです。

 

 

組み立てが完了した車両はすぐに出荷されるわけではなく、フェラーリ社の敷地内と周辺の公道でしっかりとロードテストが行われます。

 

 

 

 

この後一旦ホテルに帰り、ディナーのためにもう一度マラネッロへ…

「Ristorante Montana」 でEsperianza Ferrari 参加者へのコース料理をいただきました。

 

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ここは歴代のF1ドライバーが愛用してきたレストランで、あのミハエル・シューマッハも常連だったようです。

店内には著名人のサインや実際に使われていたレーシングスーツなどの貴重な品が大量に並んでおり、

じっくりと見て回ったらレストランというより博物館になってしまうのではないかというほどでした。

 

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こちらが店内のお写真です。

 

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所狭しと飾ってあるサイン色紙と写真…

きっとスペースが無くて飾りきれていないものもあるんじゃないでしょうか?

 

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コース料理は、

パルマハムと水牛のモッツァレラチーズ、グリーン・ラザニアのオーブン焼き、

スライスビーフとローズマリーとチェリートマト、ローストポテト、ティラミスで、とても美味しく頂きました!

 

お食事の後はコーヒーを勧められることが多かったのですが、現地のガイドさん曰く

エスプレッソは男性的、マッキャート(マキアート)は女性的なイメージがあるそうです。

 

 

 

これで初日のプログラムは終了!

バスでホテルまで戻り、翌日に備えました。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとう御座いました。

次回はクラシケとテーラーメイドの施設についてお伝え致します!

 

AY(もみじ)

 

 

コーンズ・モータース株式会社

コーンズ 芝ショールーム

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Dec 1, 2017